
乙丸乙護法神像頭部
乙丸というのは平安時代の中頃に現れた性空上人に仕えた二人の護法童子の一人で
正体は不動明王だったとのことです
乙護法神というのは乙護法善神のことで高僧に仕え使役をしたということです
ですから乙丸乙護法神で乙丸という名の乙護法神ということになります
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- 2016/09/29(木) 00:00:00|
- 円空 Enku
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執金剛神像頭部
顔だけでなぜこれが執金剛神なのかというと
円空が背面に墨書でそう記していて図録にもそう書いてあるからです
私にしたところで写真図録の顔だけを見て円空が何を彫ったのかわかるほど上級者ではありません
ちなみに執金剛神はいわゆる金剛力士のことで
対でお祀りされる仁王さんに対しこれは単独でお祀りされます
円空がよく制作している護法神のひとつです
その名の通り金剛杵という高性能万能の?杵を執り仏敵を威嚇する姿で造像されています
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- 2016/09/28(水) 00:00:00|
- 円空 Enku
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青面金剛像頭部(上)秋葉神像(下)
円空仏をつぶさ眺めているとクチバシのようなものを持った烏天狗あるいは同様の姿の秋葉神像が目に留まります
前者は背面に「愛岩山権現」と墨書されており
「愛宕山権現」のことで太郎坊天狗を表しているようです
後者は静岡県の浜松市に総本宮がある秋葉神社の祭神です
ちなみに秋葉原は火事の多かった江戸時代に鎮火の神である秋葉神を勧請し
秋葉神社のある原っぱというのが元々の意味のようです
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- 2016/09/24(土) 00:00:00|
- 円空 Enku
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愛染明王像頭部
造像も愛染明王となると慈悲深く子供好きの超人的苦行僧も
自身の煩悩葛藤にもだえ苦しむことがあったのかなと思えてしまいます
自分のために彫ったとすれば我が国初の「彫刻家」ということになるのでしょうか
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- 2016/09/23(金) 00:00:00|
- 円空 Enku
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