彫刻家の素描手帳 -Sketchbook by sculptor-

京都で彫刻家として活動しています。素描を主にお見せします。In Kyoto, working as a sculptor. The show mainly drawings.The one wants to look at a sculpture, please click the "sculpture" of the left category column. Thank you!

遠き夏の日  (東山 Higashiyama -East hills of Kyoto XIII)

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立秋を過ぎましたが毎日猛暑が続きます
皆さまいかがお過ごしですか
私は来週休みが取れました( ◠‿◠ )

それにしてもこの暑さ
35℃超えなど別に驚かなくなりました
仕事が終わる頃にはいつもパンツまで汗ぐっしょりで
Tシャツは着替えて帰るものの下はパンツもズボンもそのまま
彫刻制作って汚れ仕事多いから
職場からほとんど着替えずそのまま帰るんです

でも買い物で立ち寄るスーパーの店員さん
ウットオシイだろうなあ
結構ドロとかついているし汗臭いし
ゴメンナサイ





















  1. 2017/08/11(金) 00:00:00|
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中世キリスト教美術 XXXIII Be in love in the Western Middle Ages

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《マリア》 メルキオール・ブルーデルラム  1394-99  ディジョンの祭壇画より
"Maria"Melchior Broederlam 1394-99  From the Dijon altarpiece

メルキオール・ブルーデルラムは
ロベルト・カンピン
ヤン・ファン・アイク
ロヒール・ファン・デル・ウェイデン
など後に続く画家たちとともに初期フランドル派を代表する画家です

長くイタリアで過ごし研鑽を積んだのち重要な宮廷画家となりました
遠近法への興味
光と影
写実的で「自然な」人物の風貌など
後代のフランドルで大きく発展していく要素を持っています

延々と先例を守りかたくなに模写を続けてきたロシアイコンと対照的です

なおフランダースの犬の最終回
画家になる夢を持ちながらも果たせず
短い人生に疲れ果てて
天に召されていくネロとパトラッシュの前の祭壇を飾っていたのは
フランドル派バロック期-17c-の巨匠ルーベンス(1577-1640)の絵です
このくだりは思い出すだけでも泣けてきますよね


本ブログのフランドル派の画家に関する記事も併せてご覧ください
ルーベンス→http://sketchbookbysculptor.blog.fc2.com/blog-category-65.html
レンブラント→http://sketchbookbysculptor.blog.fc2.com/blog-category-66.html




















  1. 2017/08/07(月) 00:00:00|
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中世キリスト教美術 XXXII Be in love in the Western Middle Ages

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《マリア》ディオニシー工房 1500-1502 アカチスト聖母讃歌の一場面 フェラポントフ修道院
"Maria" Dionysy Studio 1500-1502 scene of the Virgin Mary Hymn Ferapontoff Monastery Russia

ディオニシーは存命中に名をはせ
高位高官から続々と注文を受けていたようです
彼はギャグを言ってふざけるのが大好きな軽いヒトだったようですが
作品は瀟洒で品があり崇高な気分を湛えています
ちょうどこのブログでもとりあげ模写を何枚かアップした鴨居玲のような人だったのかなと
想像をふくらませています


ところで西欧でロシアイコンの価値を最初に認めたのはゲーテなんだそうです
さすがの人ですねゲーテは
そしてその次はアンリ・マチス
コレクターに招かれ出かけたロシアで出会い驚愕したようです
モローの教室で学び
ゴーギャンやセザンヌからの影響を消化して晩年の切り紙へと展開していく彼の画業を考えると
特に空間認識や自然な描写を必要としないで崇高さを実現するロシアイコンのあり方は
彼の方向性に勇気を与える一つの解答であったように思えてなりません


















  1. 2017/08/06(日) 00:00:00|
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中世キリスト教美術 XXXI Be in love in the Western Middle Ages

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《ドンの聖母》 フェオファン・グレーク 1380-90 トレチャコフ美術館蔵
"Our Lady of Don" Pheofan · Grake 1380-90   Tretyakov museum




20世紀初頭のロシア芸術は
レオン・バクスト,ワスラフ・F.ニジンスキーらを擁するセルゲイ・P.ディアギレフに率いられたロシア・バレエ団が
パリをはじめ各地で公演し当時のヨーロッパ美術にも大きな影響を与えました。(A・ロダンがニジンスキーをモデルに制作しています)

当時のモスクワはパリ,ミュンヘンに劣らぬ前衛の拠点でもあったようで
彫刻ではウラジーミル・E.タトリン,ナウム・ガボ,アントアーヌ・ペブスネルの構成主義
アレクサンドル・アルキペンコ,オシップ・ザッキン
絵画ではカジミール・S.マレービッチ,エル・リシツキーのシュプレマティスム
ワシリー・カンディンスキー,マルク・シャガール
らの重要な芸術家が登場しています

19世紀から続々登場する作曲家たちと合わせ
これらの出来事をイコンや東方正教会との関連一辺倒で考えるのはさすがに無理で
ピョートル大帝やドイツから嫁いできたエカテリーナ二世の西欧化政策の種が花開いたとすべきなんでしょう
ただ美術に関し
あたかも視覚に帰依するかのごとき
観察をベースにイメージを展開する芸術家が見当たらないのはイコンの制作プロセスとの関連で
面白いなと思います

ソビエトロシアの社会主義リアリズムと言うものがありますが
「リアルに」描かれているのは農民であったり下層の労働者であったりと
モチーフの選択に主張のための利用があり
私の今言う意味での視覚への帰依ではありません








































  1. 2017/08/05(土) 08:00:00|
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中世キリスト教美術 XXX Be in love in the Western Middle Ages

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《デイシスの聖母》 1405 フェオファン・グレーク モスクワ ブラゴヴェシェンスキー大聖堂
"Our Lady of Deis" Pheofan · Grake  Moscow Blagovescanski Cathedral


フェオファン・グレークはビザンチン帝国からロシアに赴いたギリシャ人画家で
昨夜の記事アンドレイ・ルブリョーフの師となった人です
グレークとはギリシャ人を意味するようです
彼らふたりに次の世代の画家ディオニシーを加えて中世ロシアイコンの三巨匠で最高峰とするようです
ロシア美術ではほかのヨーロッパ諸国のようなルネサンスを迎えず歴史が進行していったようです

ロシアが生んだ後の時代の芸術家たちと通底するものを感じ取ろうとしているところです

マルク・シャガールだけ見えてきたような気がするけどユダヤ人だしなあ・・・・・・


















  1. 2017/07/30(日) 00:00:00|
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