彫刻家の素描手帳 -Sketchbook by sculptor-

京都で彫刻家として活動しています。素描を主にお見せします。In Kyoto, working as a sculptor. The show mainly drawings.The one wants to look at a sculpture, please click the "sculpture" of the left category column. Thank you!

中世キリスト教美術 ⅩⅥ Be in love in the European Middle Ages

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〈お告げの天使〉 14c初 イコン マケドニア オフリド 聖クリメント教会 より
14c Initial Icon Macedonia Ohrid St. Kliment Church

美術に限らず教条的な強要が概していい結果に結びつかないのは当たり前のことです
進んでやる気のないことにいい結果が出るわけない
やはり心の問題 気持ちや思いこそが表現の質を決めてしまう

だからといって観察に基づいて制作することが「敗北」と言えるのか
観察―見ることは テクニックの獲得は堕落と言えるのか
極端な話 「反芸術」なる動向その単語の不能と不毛は
造語でもありますし時代の気分をよく伝えてもいますのでおいといて
石膏デッサンを19世紀フランスの造形言語体系の一部とし権力の敷衍と拒否するのも一理
その頃より表現方法の百花繚乱が始まってテーゼと呼べる体系的な美術教育が成立しずらくなっているように思うのです

心や思いの強さは必須でも
腕に技を叩き込むことを疎かにして瞑想思索に耽れば
「美術」は思想哲学との同行を願わなくては何もできなくなってしまう

では「堕落」することなく表現の質を決定してしまうような思いや心をどうやって獲得すればいいのか・・・
中世ヨーロッパの画工たちが残したものを眺めながら思います

徒労に等しいルーチンワークと深い洞察力と・・・・・
想像を絶する厳しい暮らし向きと
そんなことしか思いつきません














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