彫刻家の素描手帳 -Sketchbook by sculptor-

京都で彫刻家として活動しています。素描を主にお見せします。In Kyoto, working as a sculptor. The show mainly drawings.The one wants to look at a sculpture, please click the "sculpture" of the left category column. Thank you!

エゴン・シーレ About Egon Schiele XⅣ

IMG_0004b_201703252257255d0.jpg
セミヌードの女性(1910) Kallir D. 537 より

シーレの応援者で産婦人科医でもあるエルヴィン・フォン・グラーフに勧められ
少しでも出産費用の足しになればとポーズをとる妊娠中の女性
現実の暮らしを見据える彼女の目に
「芸術家」だの「画家」だのを自称する若者の姿が果たしてどう映ったことか
彼女の胸に去来するのは
 服を脱いでしばらく我慢してじっとしていれば幾ばくかのお金がもらえるのだから・・・・・・
といったところでしょうか

アーチスト小僧?出身でその後苦節〇十年の私にはシーレの思っていることモデルの思っていること
両方がわかる気がするんです

このようなモデルと画家(彫刻家)の関係は近代美術を特徴づける事柄の一つといえるでしょう
モデルを務める人物は偉大な人物でも高貴な身分でもある必要はなく
画家(彫刻家)は称賛と富よりも内なる使命感に従い活動する
その内なる使命感はしばしば不幸な妄想であったり常人には理解しがたいたわ言であったり

彼女はこの若者との出会いによって少なくとも自らの姿を永遠に残せることにはなったのですが・・・・




















関連記事
  1. 2017/03/27(月) 00:00:00|
  2. エゴン・シーレ  Egon Schiele
  3. | コメント:0
<<エゴン・シーレ About Egon Schiele XV | ホーム | エゴン・シーレ About Egon Schiele ⅩⅢ>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する