彫刻家の素描手帳 -Sketchbook by sculptor-

京都で彫刻家として活動しています。素描を主にお見せします。In Kyoto, working as a sculptor. The show mainly drawings.The one wants to look at a sculpture, please click the "sculpture" of the left category column. Thank you!

香月泰男のこと   Respect for Yasuo Kazuki III

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香月泰男作「撫子」による copy from Kadzki's work 


友人を訪ねて山口県の光へ遊びに行った時のこと
とある公民館で山口県ゆかりの香月泰男と松田正平の2人展を入場無料でしていました
見応えのある展示でした
監視の人もなく悪い人いないんですねこの町は


























  1. 2018/03/24(土) 00:00:00|
  2. 香月泰男 Kazuki yasuo
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香月泰男のこと   Respect for Yasuo Kazuki II


香月泰男作「蕪」による copy from Kadzki's work 


香月の手にかかると何の変哲もない蕪が荘厳なイコンのような様相を呈してくるから不思議です


























  1. 2018/03/17(土) 00:00:00|
  2. 香月泰男 Kazuki yasuo
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香月泰男のこと   Respect for Yasuo Kazuki I

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香月泰男作「鉄線花」による copy from Kadzki's work 


件の香月泰男について

香月泰男はシベリアでの過酷な戦争捕虜の体験を深い芸術表現に昇華させたシベリアシリーズでつとに有名です
亡き戦友の怨霊たちに促されて描いたとも思える極限状態の人間のあり様を伝えるシベリアシリーズ
その一方で彼は家族 彼の住む三隅 野菜 花 虫 など身近で平凡な日常をモチーフに深い洞察力に裏打ちされた
詩情あふれる滋味豊かな作品も数多く残しています
私には穏やかな日常こそ奇跡とする彼の思いがひしひしと伝わってくるのですが

東日本大震災や阪神淡路大震災を経験した多くの芸術家が「日常」の尊さ重大さに言及したことと
それは通底している事のように思えるのです
香月泰男美術館


同じくシベリアで過酷な抑留生活を経験し帰国後共産党のシンパとして生きた彫刻家に佐藤忠良がいます
佐藤はロダン美術館で個展開催をするなど戦後日本の具象彫刻を牽引した第一人者と呼んで差し支えない存在ですが
不思議と彼にはシベリアで強いられた不条理な経験を告発し慟哭するかのごとき作品は見当たりません
佐藤の作品と対比しながら香月の絵を眺めるのもまた一興かと思います
佐藤は東日本大震災の少しあと2011年3月末に亡くなりました
故郷宮城の惨状をどのような思いで見つめていたことか
佐川美術館 


























  1. 2018/03/11(日) 00:00:00|
  2. 香月泰男 Kazuki yasuo
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