彫刻家の素描手帳 -Sketchbook by sculptor-

京都で彫刻家として活動しています。素描を主にお見せします。In Kyoto, working as a sculptor. The show mainly drawings.The one wants to look at a sculpture, please click the "sculpture" of the left category column. Thank you!

白鳥は哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ Gull, are not you sad?You can not even dye either the blue of the sea or the blue of the sky.

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imaged from the tanka( Japanese poem ) of Wakayama Bokusui

言わずと知れた若山牧水の有名な歌です
小学生の時に少しませた級友に教わりました
聞いただけで鮮やかな光景が目に浮かびました
















話の挿絵 歌の光景Ⅺ

  1. 2017/08/20(日) 00:00:00|
  2. 話の挿絵 歌の光景
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梅  Plum Blossoms Ⅹ

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「水嶋 梅の花ことば知ってるか?」と友人
「女の子に教わったんか またまたもうよくやってるなオッサン」と私「気品と忍耐かな」
「おー そうそう オトーサンやるねェ で そのココロは」
「ココロ?!」
「彫刻家は食えねど高楊枝ってか プ」と憎まれ口
「え?売れへん画家けなされても高楊枝? え?ハゲデブオヤジ結婚できんでも高楊枝? え?デッサン狂ってても画家個性ですと高楊枝? え?なんて言った?聞き取れんかった」
と十数倍返しが延々続くのでした おしまいヽ( ´_`)丿











話の挿絵 歌の光景Ⅹ



  1. 2017/02/11(土) 00:00:00|
  2. 話の挿絵 歌の光景
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病院のベッドに  「26番目の秋」より   On the bed of the hospital, From "The 26th autumn" VERSIONⅡ

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私の母方の祖母の話をもう少し

祖母は丹波須知の老人ホームで家族血縁者の誰に看取られることもなく逝きました
生前いつもホームの玄関から国道へとつながる畑中の道を静かに眺めていたそうです

丹波の寒村へ祖父の後妻として入り
いきなり思春期の娘(私の母)と小学生の息子(私の叔父)の母親になった祖母
自らの血を分けた子供に恵まれなかった祖母

京都の国道9号線が分水嶺を越えて土師川が見え隠れし始めると
そこが祖母の暮らしていた土地です
わたしの母が育ち長らく祖母が一人住まいをしていた藁葺き屋根の家は
更地になって久しくなりました


















                                                 話の挿絵 歌の光景Ⅸ


  1. 2016/03/12(土) 00:00:00|
  2. 話の挿絵 歌の光景
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「神曲」より From "Divine Comedy"

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9年の後 18歳になったダンテとベアトリーチェの二人は
アルノ川にかかるサンタ・トリニタ橋のたもとで偶然再会したのです
                                                  話の挿絵 歌の光景Ⅷ









ためしに「ダンテ神曲 画像」と検索をかけると
出るわ出るわ ウィリアム・ブレーク

ハァー (´Д`) とため息が出て記事公開やめようかなと思ったりもしましたが
今さら巨匠たちの作品に圧倒されてこのブログ閉鎖というものでもないだろうし

まあとにかく丁度ダンテと同世代のジョット達
ヨーロッパ中世末近世初頭の絵画が持つ古拙さ古朴さ
そんなタッチを意識しました



因みにダンテ在世当時のイギリスなんて
毛織物景気で湧きかえり大勢の成金が闊歩する未開の新興国
ウェルギリウスの時代には(何故ローマが領土経営に乗り出したのか理解に苦しむ)極貧極寒の未開の地でしょうか
ダンテ亡きあと数百年
世界帝国となったそのイギリスの画家が神曲を絵画にする
隔世の感のあることです


そして極東アジアのわたしの様な者まで (。-_-。)















  1. 2016/03/07(月) 00:00:00|
  2. 話の挿絵 歌の光景
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「今度生まれるときは月の精になりたいの」 When I am born on the next time, I want to become the Fairy of moon  VERSIONⅡ

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「今度生まれるときは月の精になりたいの」






バージョン1(前回の記事)と2
1を調子よく作ってさらにいいものをと2に手をつけてはみたものの
散々描き直して結局1を上回れないような気がしましたが・・・・・・・・


















 話の挿絵 歌の光景Ⅶ


  1. 2016/02/29(月) 00:00:00|
  2. 話の挿絵 歌の光景
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「今度生まれるときは月の精になりたいの」 When I am born on the next time, I want to become the Fairy of moon

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「今度生まれるときは月の精になりたいの」

唐突に電話口の向こうで彼女が話しはじめる。
「人間は哀しいからもういいやって思ってるの・・・・・そっちでも月見える?今こっちはきれいな上弦の月なんだけどな」
私は慌てて窓から身を乗り出す。
「見えた見えた」
東山の山際に昇ったばかりの三日月が冬空に刺すような光を放っている。
「こっちはついさっき出たばっかりだね……」
「月の精か・・・・・かぐや姫は一人ぼっちだよ・・・・・・話し相手もいないし・・・・・・それに月じゃテレビ映らないからお笑いバラエティー見られないよ いいの?」
彼女の哀しみがこちらの胸に這い上がってくる事に怯え私はつまらない冗談で雑ぜ返す。
「そこっ?!」
とお笑い好きの彼女が定石通りの返しをする。

そのあと何を話したか。
話の中身はおおかた忘れてしまった。
ただ、彼女の寂しさにそっと寄り添う言葉を見つけられなかった我が身の不甲斐なさだけが浮かんでいる。

                                                       話の挿絵 歌の光景Ⅵ








  1. 2016/02/27(土) 00:00:00|
  2. 話の挿絵 歌の光景
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「浅草キッド」より From the song "Asakusa Kid" 

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おまえと会った仲見世の
煮込みしかないくじら屋で
夢を語ったチューハイの
泡にはじけた約束は
灯りの消えた浅草の
コタツ1つのアパートで
                      「浅草キッド」(作詞作曲・ビートたけし)より抜粋






この歌は涙腺にきます
多くの芸人さんたちがこの歌を聴いて号泣するのだとか
彫刻家も号泣します
人気稼業ということでは美術も芸人さんも同じなので

若い頃の東京の思い出がよみがえってきます
                                        話の挿絵 歌の光景Ⅴ










この記事を準備していたら偶然にもたけしさんがテレビの歌番組で歌っていました キタ━(゚∀゚)━!
北野武 ライブ=ニューイヤー・ロック・フェスティバル~New Year Rock Festival.2002~2003



  1. 2016/02/23(火) 00:00:00|
  2. 話の挿絵 歌の光景
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「帰れない二人」 From the song "Kaerenai Futari -Two lover still cannot go home yet"

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思ったよりも夜露は冷たく
二人の声もふるえていました

「ぼくは君を」と言いかけた時
街の灯りが消えました
もう星は急がされている
帰れない二人を残して        「帰れない二人」(作詞・作曲:井上陽水・忌野清志郎)より抜粋





そのころ土曜日になると溜まり場になっていた友人のうちで
アルバム「氷の世界」にはいっているこの曲を初めて聴きました
                                                    話の挿絵 歌の光景Ⅳ

















  1. 2016/02/22(月) 00:00:00|
  2. 話の挿絵 歌の光景
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「渡良瀬橋」より From the song "Watarase-Bashi bridge"

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あなたが好きだと言ったこの街並みが
今日も暮れてゆきます
広い空と遠くの山々 二人で歩いた街
夕日がきれいな街                 「渡良瀬橋」(作詞・森高千里 作曲・斎藤英夫)より抜粋






実は全盛期の森高千里さんを知らないのです
知らないというよりは興味なかったというか

なにより彼女の代名詞ともいえる「わたしがオバさんになっても」に「ザ・ミーハー」
それに加えてオタク評論家の宅八郎氏が駆け出しの頃出演されたテレビ番組で
持参した森高さんのミニスカート姿のフィギュアの足をなんとペロぺロと舐めまわしたことがあってΣ(゚д゚|||)
それらが強烈な印象となって遠ざけていました

彼女の歌をよろこんで聴いている後輩を尻目に
「あんなん青年実業家とか野球選手の嫁になんのに決まってんのに アホやのー」


ところがある時FMからこの曲がフッと流れてきてその素朴な民謡のような美しい調べに耳を囚われてしまいました
よくよくいろんな曲を調べて聴いてみると素朴で素直な言葉を綴った70年代フォークソングの佳品のような曲がいくつもありました
「雨」「夏の日」(風に吹かれて」「休みの午後」「ALONE」等々私は好きです
だいぶ彼女のことを誤解していたようです
作曲の方はもちろん 森高さん感服いたしました<(_ _)>
                                                               話の挿絵 歌の光景Ⅲ














  1. 2016/02/21(日) 00:00:00|
  2. 話の挿絵 歌の光景
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病院のベッドに  「26番目の秋」より   On the bed of the hospital, From the words of song "The 26th autumn"

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病院のベッドに おばあちゃんの
枯れたような身体を ゆっくり起こして
うれしそうに笑った
ぼくを見て笑った
ぼくは何も言えずに俯いてだまった     「26番目の秋」(作詞作曲:岡林信康)より抜粋



これからの人生が一体どうなるのか
右へ行くのか左へ行くのかつきあたりで終わるのか
迷ってばかりいた頃の耳に残った歌です
なかでもこの部分が印象に残りました

中学生ぐらいから母方の祖母のうちには寄り付かなくなってしまいました
独り暮らしで年々枯葉のように細くなっていく祖母が
たまに姿を見せただけで向けてくれた優しい笑顔の意味が
今痛いほどにわかる気がします


                                                  話の挿絵 歌の光景Ⅱ


追記
「赤ペン先生」さんから  おばあちゃんを➡おばあちゃんの
ではないかとご指摘がありました
この動作の主語は誰?一行一行時系列も主語も違うの?とかいろいろ考えたのですが
ご指摘の通りにするのがすっきりするようです
ただ「を」としているwebサイトもあり 岡林さん自体の発声もわたしでははっきり聞き取れないのです
動作の対象の「を」かなと思いました
すみません
  1. 2015/12/27(日) 00:00:00|
  2. 話の挿絵 歌の光景
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