彫刻家の素描手帳 -Sketchbook by sculptor-

京都で彫刻家として活動しています。素描を主にお見せします。In Kyoto, working as a sculptor. The show mainly drawings.The one wants to look at a sculpture, please click the "sculpture" of the left category column. Thank you!

右45°のレオナルド Right-handed Leonard -About Leonardo da Vinci- Ⅶ


”手の習作”より  Copy from the "Study of hands"  
レオナルド デッサン資料←元絵ですoriginal  クリック拡大


今日はレオナルドダヴィンチ没後498年の命日になるようです

先日誕生日の時折のこと万能とは思わないとか書きましたがやっぱりこの人はすごいです
様々な分野に湧いてくるような創意工夫のアイデアがあるのですね
だから決まりきったやり方で愚直に繰り返し絵を描くということがもどかしくて仕方なかったのでしょうか

少し前 スポーツが万能で最初から何でも出来てすぐに飽きる
うまくできないのが野球だったからそれを選んだという
メジャーリーグでも活躍した新庄剛志という選手がいましたが
一緒にしたら叱られますかね

レオナルドにとっては教わった決まりきったやり方の絵なんてすぐ出来てすぐ飽きるから
飽きずに出来ることを探していたのかも知れませんね
ミラノの最後の晩餐とフィレンツェのアンギアリの戦いの画材の選択の失敗と一連の対応はーどうやら謝罪も弁償もしていないようでそれらが晩年の不遇を呼び込む引き金になったととれないことはないのですがー
いかにも創意工夫と誇りに満ちたこのひとらしいところです
これらの絵は表現の内実―納得いくまで加筆する―を重視するため実験的な手法を敢えて選択したようなのです
ただ結果がどうなるかはテストピースの実験などで簡単に予想がつきそうなものですが
そこも才気のある人には悠長な経時変化の実験などじれったくて付き合ってられなかったのかもしれません
これらの顛末は彼の職人というより「芸術家」としての矜持を窺わせることです

ところでこのデッサンの元絵
こんなに指の骨(特に左手の親指)の長い人っているのかなあと以前から思ってました
ある時スレンダーで背の高いイタリアンクォーターの女性に同じ手のポーズをして見せていただいたことがあります
その人はモディリアーニのモデルはこんな人かと思うほど首が長く
日本人の感覚では随分手足の長い人ですが彼女でもこんなに長い指ではありませんでした
イタリアに行ったらこんなに親指の長い人いるのかなあ


























  1. 2017/05/02(火) 00:00:00|
  2. レオナルド・ダ・ヴンチ  Leonardo da Vinci
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右45°のレオナルド Right-handed Leonard -About Leonardo da Vinci- Ⅵ


”アンギアリの戦いのための習作”1503-04 ブダペスト美術館蔵 より
copy from "Study for The Battle of Anghiari ". Budapest, Museum of Fine Arts.





今日はレオナルド・ダ・ヴィンチ生誕565年になりますね
私は別に彼のこと「万能の」とかは思っていませんし職業画家にしては作品が少ないと不満です

しかしながら
彼の手になるものの多くがため息をつかせるほど魅力的なのも事実
彼のキアロスクーロという魔法のように人を魅了する画技がなんとか身に着かないものかとすら思います

今日だけは彫刻家を馬鹿にしたことを忘れてあげます (^-^)/
とは言っても私クラスの者のことなど眼中になく
後輩の新進気鋭超エリート彫刻家への当てこすりなんでしょうけどね

































  1. 2017/04/15(土) 00:00:00|
  2. レオナルド・ダ・ヴンチ  Leonardo da Vinci
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フェルメールについて about Jan Vermeer

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青いターバンの女

フェルメールがカメラ・オブスクーラを用いて描いたと考えられるこの肖像画を
ボールペンで描いてやらぁ
と挑んでみたものの現実は厳しく修正液で修正に次ぐ修正となりました
そもそもフォルムも縦長に狂ってますし
ま わが身の未熟さを知っただけ進歩ということで・・・・・

それにしてもブログはありがたいです
昔日なら自信満々で個展を開いてやっと気づかされることを
アップロードして気づく事ができます


















  1. 2017/03/02(木) 00:00:00|
  2. 西洋美術 Western art
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右45°のレオナルド Right-handed Leonard -About Leonardo da Vinci- Ⅴ


「ジネブラ・べンチの肖像」より Copy from "Portrait of Ginevra de' Benci "

元絵はレオナルド20代半ば頃の作品ですが
レオナルドにさして強い関心もなかった頃は表情や形態の捉え方に硬いところがあり
この絵を彼の作品とは思ってもいませんでした
しかしよく見ると後年現れる彼の代名詞ともいえるキアロスクーロchiaroscuro(明暗法)という技法の片鱗が背景などにはすでに現れています
ヴェロッキオ工房で担当した「キリストの洗礼」の左端の天使にも共通するタッチといえましょうか
(もっとも私のこの模写には描き込められませんでしたが

また人物の表現などを注意して観察すると彼の先輩ボッティチェリや一世代前の巨匠ポッライオーロを思わせるものがあり
この稀代の天才も時と場所と人との出会いに恵まれ育まれていったのだなと思わざるを得ないことです

彼の師匠ヴェロッキオは工房からレオナルドとボッティチェリを輩出しているのをみてもわかる通り
近代のモローやロダンに優るとも劣らないよい教育者であったようです
弟子に追い越された師匠という見方はピントがずれています
弟子に優れた所があるのなら積極的にその能力を発揮する機会を与える度量の広さがあったということでしょう

きょうは彫刻家に一票で(笑)












ART AT THE TEMPLE 2015
5/16-5/31 sunrise-sunset
at Zentuji-temple Zentuji-city Kagawa Japan
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  1. 2015/05/04(月) 00:00:00|
  2. レオナルド・ダ・ヴンチ  Leonardo da Vinci
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右45°のレオナルド Right-handed Leonard -About Leonardo da Vinci- Ⅳ



「最後の晩餐の使徒フィリポ(ピリポ)の習作」より  Copy from "Study of apostle Philip of the Last Supper"

ジョットなどが
「ぎこちなさの残るビザンティン美術を根底から打ち壊し・・・現実味に満ちた素晴らしい絵画をもたらし」(G・ヴァザーリ)てより約200年
レオナルドによりその技術は頂点に達したかに思えます
一つの方向性や価値観が設定された時の人間の能力努力の発現はほんとうに素晴らしい
"天才"ってある種の不自由さが産むようにも思えます














ART AT THE TEMPLE 2015
5/16-5/31 sunrise-sunset
at Zentuji-temple Zentuji-city Kagawa Japan
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  1. 2015/05/03(日) 00:00:00|
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右45°のレオナルド Right-handed Leonard -About Leonardo da Vinci-Ⅲ

IMGb_201504150914307dd.jpg
「女性の頭部の習作」より Copy from "Study of the head of the woman"

今日はレオナルド・ダ・ヴィンチ没496年の命日ですね
彼をしてよく言われる「万能の天才」という呼称には
結構な大失敗とそれを検証しない無責任な所があるので同意しかねますが
時には神をも恐れぬ偉大な好奇心と
残された数々の研究や作品には脱帽する他ありません
地味な積み重ねケーススタディの量に誇りを持ち自らを「経験の弟子」と名乗る所など
少年時代から恵まれた英才教育を受け20歳ぐらいですでに一流大家並みの画料を要求したミケランジェロにはない「手職の人」の魂を感じます
今日だけは?レオナルドの味方ですごしますね(笑)

















ART AT THE TEMPLE 2015
5/16-5/31 sunrise-sunset
at Zentuji-temple Zentuji-city Kagawa Japan
IMG-2_201504131928080cb.jpg  IMG-3.jpg


  1. 2015/05/02(土) 00:00:00|
  2. レオナルド・ダ・ヴンチ  Leonardo da Vinci
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西洋中世の画工について ーBe in love in the Western Middle Ages Ⅶー

このスケッチも何を描いたのか
預言者の誰かなのか12使徒の誰かなのか・・・・

かつて
例えば「絵以外の要素で絵を認識すること」に大きなためらいを感じて何かを模索していた時期があります
そんな時に出会ったヨーロッパ中世の絵画彫刻建築音楽はひとつの解答であり私の背中を押してくれたように思っています

でも基本情報すらないと人に説明する時困りますね
このスケッチの元絵は一体どこの何という絵なんだろう?


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*copy
  1. 2013/12/31(火) 01:02:34|
  2. 中世キリスト教美術 Middle Ages Christianity art
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西洋中世の画工について ーBe in love in the Western Middle Ages Ⅵー 

これもねぇ忘れたんですよ 何描いたか
でも多分これは天使
大天使ガブリエルみたいな大きなエピソードに登場する天使ではないかと・・・
私も服装とか髪型の様子でなんとなくわかるようになりました

IMGb_20131227213835ce4.jpg
*copy



  1. 2013/12/30(月) 09:17:43|
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西洋中世の画工について ーBe in love in the Western Middle Ages Ⅴー 

出典が何なのか失念しました
その都度メモ書きしておくべきですね
たぶん誰か聖人か寄進者の一人ではないかと思うのですが・・・


IMG_0007b_201312272140103f7.jpg


  1. 2013/12/29(日) 12:46:25|
  2. 中世キリスト教美術 Middle Ages Christianity art
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西洋中世の画工について Be in love in the Western Middle Ages Ⅳ 

IMG_0005b_20131227213834c74.jpg

これを描いた時のことが定かでありません
モスクワの「聖母の眠り大聖堂」ともよばれる教会があり そこにある絵画のはずなんですが
*(贖い主〉14c クレムリン生神女就寝教会
  1. 2013/12/28(土) 14:08:27|
  2. 中世キリスト教美術 Middle Ages Christianity art
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