彫刻家の素描手帳 -Sketchbook by sculptor-

京都で彫刻家として活動しています。素描を主にお見せします。In Kyoto, working as a sculptor. The show mainly drawings.The one wants to look at a sculpture, please click the "sculpture" of the left category column. Thank you!

鴨居玲について Respect for Rey Camoy XXV

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「何処へ」1973より
Copy from "Where to"Rey Camoy work

これは”鴨居玲について Respect for Rey Camoy XX”制作のプロセスです
これで完成とスキャンして記事の下書きにしたままになっていたものです
その時は物足らないものを感じたのでⅩⅩまで手を加えたのですが
果たして?

鴨居玲について Respect for Rey Camoy XX
















  1. 2017/02/19(日) 00:00:00|
  2. 鴨居玲 Rey Camoy
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鴨居玲について Respect for Rey Camoy XXIV

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「廃兵」1973より
Copy from "Disabled soldier"Rey Camoy work

何故なのかよくわかりませんが相変わらずこの画家にとても魅かれているのです

























  1. 2017/02/18(土) 00:00:00|
  2. 鴨居玲 Rey Camoy
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鴨居玲について Respect for Rey Camoy XXIII

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「白い人(A)」1980より
Copy from ”White Woman (A)”Rey Camoy work


なぜこの画家が晩年裸婦をモチーフに制作しなければならなかったのか
どうも釈然とせず納得いかないのです
他のモチーフに見られるような切なくなるような「求愛」が感じとれない「官能」も持ち味ではないように思われる

でもそういうところもこの人の”放っておけない魅力”のひとつなのかもしれません
こんな人と生前知り合っていたら仲良くなるにつれ
大先輩を忘れてイジってツッコミ入れて神経にさわって結局関係破綻していたかもしれませんw
















  1. 2015/08/12(水) 00:00:00|
  2. 鴨居玲 Rey Camoy
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鴨居玲について Respect for Rey Camoy XXII

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「廃兵」1973より
Copy from "Disabled soldier"Rey Camoy work












数年前たまたま立ち寄った尾道の美術館でベラスケスの絵に魅入られ動けなくなりました
その時ふとデッサンをやり続けることの意義が了解出来た気がしました
あわせて印象派の画家たちに画家中の画家と絶賛された理由も掴めた気がしました

ベラスケスの絵は筆触筆の走りのひとつひとつに遊びが無く詩のことばのように確実にある種の感覚を負う要素となり
統一された画面全体を形成している

こう言うと別に取り立てて言うことでもない普通に画家が実践していることですが
とりわけベラスケスの場合はそれを観察によって―
つまりポエジーの統一感を守るために閉じたりすることなく「世界に向かう鏡」のような立ち位置でそれを実現してしまったということでしょうか
彼の絵がその後印象派の画家たちに大きく評価されたことが感覚的に了解できた気がしました
心の内なる光景ではなく外の光がポエジーを成立させる
また自分にとってデッサンをすることの新たな展望が開かれた瞬間でもありました

鴨居の話からだいぶ脱線してしまいました(笑)



  1. 2015/08/10(月) 00:00:00|
  2. 鴨居玲 Rey Camoy
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鴨居玲について Respect for Rey Camoy XXI

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「廃兵」1973より
Copy from "Disabled soldier"Rey Camoy work

薄い紙に何度も線を重ねたので紙が波打ってしまいました

鴨居はよくデッサンする人で
指にタコができるくらいでないと本物ではないと豪語していたようです
でもそれは上達のためでもなければ対象を観察するためでもなく
なにか「そういうこと」をしていることそのものが目的だったように思えてなりません
根拠はありませんが

何年かデッサンの訓練をしたことがある人なら
「客観的に」モノを見るなど文字通りの絵空事
机上の空論に過ぎないことはよくご存じのことと思います
鍛えた手の巧緻性で得られる結果など何も作者を救ってはくれない喜ばせない

にもかかわらず なぜデッサンに励むのか











  1. 2015/08/09(日) 00:00:00|
  2. 鴨居玲 Rey Camoy
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鴨居玲について Respect for Rey Camoy XX

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「何処へ」1973より
Copy from "Where to"Rey Camoy work



私は鴨居ファンを名乗るような資格がないのかもしれません
私の好きな鴨居の作品はだいたい70年代前半に集中しています
60年代までの仕事はおおむね見ていて興味が続きません
80年代の仕事は制作に疲れを感じて彼独特の密度をあまり感じることができません
特に晩年の裸婦の仕事には本人が本当に描きたいと思って取り組んだのだろうかと疑問を持っています
絶筆となったいわゆる「生首」と「首つり」の絵も
ドラマのようなマンマな表現にどうにも抵抗がありまして
誰かに対する抗議かなと思ったり・・・・・
道化に自身を託すような絵のあるとおり物事をあまりややこしく考える人ではなかったのかもしれませんが・・・・

それでも私の Respect for Rey Camoy に変更はありません













  1. 2015/08/08(土) 00:00:00|
  2. 鴨居玲 Rey Camoy
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鴨居玲について Respect for Rey Camoy XIX

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「蠅」1972より
Copy from "Fly"Rey Camoy work


人の生涯とは数奇なものです
淡々飄々としたたたずまいの陰に幾多の出来事があったことか

なかには鴨居のように「ぶちまける」のを
良しとせず
口をつぐんだまま終える覚悟の方も大勢いらっしゃることと思います

人の生涯の秘密とはいったい何でしょうか










さてこの暑さ
今週も身体がもちますように



  1. 2015/08/03(月) 00:00:00|
  2. 鴨居玲 Rey Camoy
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鴨居玲について Respect for Rey Camoy XVIII

これはXVIIの元の姿です
別に制作プロセスを記録した訳ではないのですがブログアップ寸前に気に入らなくなりXVIIのようになるまで手をいれたのです

今こうやって見るとこれはこれでこのままでも成立しているようにも思えます
こんなことを繰り返しながらオレの夏も人生もアッと言う間に終わっちゃうのかな と思ったら
なんだかいとおしくもあり で(笑)

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「月に叫ぶ」1973 より
Copy from "Cry towards the moon"Rey Camoy work


















  1. 2015/08/01(土) 00:00:00|
  2. 鴨居玲 Rey Camoy
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鴨居玲について Respect for Rey Camoy XVII

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「月に叫ぶ」1973より
Copy from "Bawl to moon"Ray Camoy work

鴨居が好んで描く片腕の無い廃兵のモチーフ
それらを見ると彼が滞在したスペインのベラスケスが残した身体障害者や発達障害者たちの肖像を思い出します
あたりまえですが両者の捉え方は大きく違っています
ベラスケスの絵画では感情移入は抑制されていますが鴨居の絵では彼らは宿命に押しつぶされ飲んだくれたり大声を上げたりする
時代は違えどモデルは両者ともスペイン人です



























  1. 2015/07/31(金) 00:00:00|
  2. 鴨居玲 Rey Camoy
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鴨居玲について Respect for Rey Camoy XVI

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「宝くじ売り」1975より
Copy from "Public lottery seller"Rey Camoy work




非公式に個人的な心情を吐露する―
という日本のかな文学の伝統は明治近代になって西洋由来の「個性」「真実」「芸術」「文学」等の概念と出会い
私小説という近代日本独自の分野を開花成立させた大きな原動力と考えています
また「美術」も技術体系と言うよりは概念いわば「文学」としてやってきたため
その濃厚な影響下におかれたといってよいでしょう

そのため美術においても特に自覚なしに「芸術的」であろうとするものは
私小説の手法をとりがちで
表現の純度強度を担保するためにひたすら「個人的」であろうとし現実から距離を取ってしまう
鴨居の生涯が死に急ぐように映るのがそのせいならば悲しくも致し方ないことです

鴨居もせっかく関西へ移住してきたのだから
毎日吉本にでもチャンネルを合わせて自虐ネタで爆笑して日々を送れば何かが変わったかもしれませんね
ダンディさと自虐のギャップで笑いを取って「おいしいですやん」なんていう人だったならなぁ
(そんなことになっていたら豊かで苦悩に満ちた鴨居玲という精神はこの世に存在しなかったかも知れませんが)

今回自虐ネタの切れ味鋭いお笑い芸人の又吉直樹さんが芥川賞をとられ
「自分のような髪型の人間芥川は絶対に好きではなかったと思う」とさっそくネタを披露され
太宰治への敬愛や私小説に言及されていたのは印象的なことでした
ご受賞心よりお慶び申し上げます

















  1. 2015/07/26(日) 00:00:00|
  2. 鴨居玲 Rey Camoy
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